はじめてのプログラム

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Introduction of The C Programming Language

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　プログラムの基本形

　名前と好きな食べ物を入力・出力するプログラムです。コメントをよく読んでください。文の最後にはセミコロン（;）を書きます。また、printf()中の文字列の¥nは、改行を表します。

// sample.c // 初めてのプログラム // #include <stdio.h> /* この行は必ず書く、と覚える */ int main(void) /* 一般に main() と記述することが多いです */ { /* 中カッコの中がプログラム本体 */ /* 変数の宣言　プログラム本体の最初に宣言します */ char name[20]; // 名前を格納する文字列配列 char food[20]; // 好きな食べ物を格納する文字配列 /* 会話　その１ */ printf("名前を入力してください｡｡｡ "); scanf("%s", name); printf("%s　さん。はじめまして！¥n", name); /* 会話　その２ */ printf("好きな食べ物を入力してください｡｡｡ "); scanf("%s", food); printf("%s　は美味しいもんね！¥n", food); return 0; /* システムにプログラムが正常に終了したことを知らせる */ /* 一般に省略されることが多いです */ } /* ちなみにこれは注釈（コメント）です */

プログラムの説明

//　････ // の右側がコメント文
#include プリプロセッサ指令、stdio.h ファイルを読み込む
/* ････ */ /* */ で囲まれた部分がコメント文
main() プログラムの入り口、main 関数と呼ぶ
{ } main 関数の開始と終わりを表し、{ } で囲まれた部分をブロックと呼ぶ
char 配列名[20]; 文字配列の宣言、文字数は終了コードを入れて20文字
printf("････"); 出力のための標準関数、････と表示するが改行は行わない
scanf("%s", 文字配列); 入力のための標準関数、文字配列にキィー入力する
printf("%s ････ ¥n", 文字配列); 出力のための標準関数、%sに文字配列、続いて････を表示して改行する
return 0; main 関数を実行した結果、システムに0という値を返す

　プログラムの部品

　名前と年齢、体重を入力し、出力するプログラムです。文字配列以外に整数、実数変数を使っています。

#include <stdio.h> /* インクルード文　stdio.hというファイルを読み込む */ main() /* Ｃ言語プログラムの開始 */ { /* 基本データ型 */ char name[128]; /* char 文字配列変数の宣言 */ int toshi; /* int 整数変数の宣言 */ float taiju; /* float 実数変数の宣言 */ /* double 倍精度実数の宣言 */ printf(ﾒ名前　年齢　体重を入力してください。¥nﾓ); scanf(ﾒ%sﾓ, name ); /* 名前を文字列入力、配列変数の場合変数名の前に&はいらない */ scanf(ﾒ%dﾓ, &toshi ); /* 年齢を整数として入力、変数名の前にｱﾄﾞﾚｽ演算子&がいる。 */ scanf(ﾒ%fﾓ, &taiju ); /* 体重を実数として入力、変数名の前にｱﾄﾞﾚｽ演算子&がいる。 */ printf(ﾒ名前は%s、%d才、体重%5.1f kgです。¥nﾓ, name, toshi, taiju ); } /* 名前、年齢、体重を出力、体重は全部で５文字小数点以下１桁表示 */

　Ｃのプログラムを記述するためには以下の部品が必要になります。

表1_1 Ｃの構成要素

注釈（コメント） /* と */ で囲まれた部分
区切り記号空白、タブ、改行
関数 main, printf, scanfなど、あるひとかたまりの処理
インクルード文 <････.h (ヘッダファイル)>
式｢i = 0｣,｢ i < n｣, ｢i++｣など、定数や変数、演算子などが組み合わされた処理
文、セミコロン（;）１つの処理を書いたものを文、文の終わりを示す記号としてセミコロン（;）
ブロック｛と｝で囲まれた部分

　画面に出力してみる

　それでは、以下のﾘｽﾄ1.1の通りにプログラムを入力、保存、コンパイルして実行してみてください。挨拶文が画面に表示されます。

ﾘｽﾄ1.1 世界へ挨拶をおくる　---------------------------------------------------------------- /* list_1-1.c */ #include <stdio.h> main() { /* 世界へご挨拶をする */ printf("Hello World¥n"); /* "Hello World"と出力する */ }

　画面に好きな文字を表示するだけのプログラムです。 Hello World の代わりにいろいろなメッセージを入力してみてください。

　ところで、以下のおまけのプログラムはどのように画面表示されるのでしょうか？　ためしてみてください。

おまけ　例文文字と文字の間はどうなるか ----------------------------------------------------- /* nam.c */ #include <stdio.h> main() { printf("michio"); printf("michio"); printf("michio"); printf("michio");printf("michio"); }

プログラムを書くうえでの注意事項

命令文の書き方原則として、１行には命令文を１つ記述し、文の終わりにはセミコロン（;）をつける。
１行で記述できない場合は、例文の様に命令文中の区切りで改行し、複数行に分けることができる。
例　printf("あなたの名前は %s ですね。まちがっていませんか？¥n",
　　　　　　name );
コメントの書き方コメントは、プログラムの中に記述したメモで、以下の２種類の記述方法がある。

●　// 記号からその行の終わりまでがすべてコメントです。

●　/* と */ で囲んだ部分がコメント、複数の行を囲むこともできる。

インデント、空行の使い方命令文の先頭にいれる空白をインデントと呼び、例の様にブロックごとにインデントを設定する。

for (i = 1; i <= 9; i++) {
□□for (j = 1; j <= 9; j++) {
□□□□printf("%3d", i * j);
□□}
□□printf("¥n");
}

また、処理のまとまりごとに何も書かない行（空行）を入れると、読みやすいプログラムになる。

プリプロセッサの働きＣ言語プログラムの先頭行に必ず記述し、コンパイル作業の前に処理される。

●　#include
stdio.h というファイルを呼び込め　という命令

●　#define PAI 3.1415
プログラム中にある PAI を 3.1415 に書き直せ　という命令

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