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なでしこ入門

日本語プログラミング言語

なでしこ



 文字列を表示する

○ printf関数による出力(C言語)

例1-1 画面に文字列を表示
「今日はよい天気です。
 今日はよい天気です。
 今日は
    よい天気です。」
と、表示する。
なでしこ
# 画面に「今日はよい天気です。」と表示する 「今日はよい天気です。」と表示。 「今日は」& 「よい天気」& 「です。」と表示。 「今日は{改行} {タブ}よい天気です。」と、表示。
C言語
'画面に「今日はよい天気です。」と表示する #include <stdio.h> main() { printf("今日はよい天気です。\n"); printf("今日は"); printf("よい天気"); printf("です。\n"); printf("今日は\n\tよい天気です。\n"); }
なでしこ関連
出力:「‥‥」を、表示。
   ウィンドウ開いて、文字列を出力する。
   文字列中に{改行}、{タブ}があれば、改行、タブを行う。
   文字列を、&で、つないで出力が可能。
コメント:1行コメントは、「#」「//」「'」
   範囲指定コメントは、「/*この範囲はコメント*/」
注)文の終わりは、「。」「;」改行にて行う。


 数値を入力する

○ scanf関数による入力(C言語)

例1-2 整数の入出力
変数aに、数値を入出力する。
なでしこ
# キーボード入力されたデータを画面出力 「整数?」と尋ねる。 整数aはそれ。 整数aを表示。
C言語
'キーボード入力されたデータを画面出力 #include <stdio.h> main() { int a; scanf("&d", a); printf("%d\n",a); }
なでしこ関連
入力:「‥‥」と尋ねる。
   入力ウィンドウを開いて、「‥‥」と表示して、値を入力する。値は一時「それ」に代入される。
出力:式を表示。
   ウィンドウ開いて、式を出力する。
代入:変数は、「文字列」。または、変数は、「文字列」。
   変数は、計算式。または、変数は計算式。
   変数=計算式。
それ:命令の実行結果は「それ」に代入される。
注)変数に整数、実数、文字列の区別はない。


 文字列を入出力する

○ gets,puts関数による入出力(C言語)

例1-3 文字列の入出力
「文字列を入力してください。」と、表示して文字列(配列変数s)に入力、入力結果を画面出力する。
なでしこ
# 入力された文字列をそのまま表示する 「文字列を入力してください。」と尋ねる。 文字列sはそれ。 文字列sを表示。
C言語
'入力された文字列をそのまま表示する #include <stdio.h> main() { char s[80]; printf("文字列を入力してください。\n"); gets(s); puts(s); }
なでしこ関連
入力:「‥‥」と尋ねる。
   入力ウィンドウを開いて、「‥‥」と表示して、値を入力する。値は一時「それ」に代入される。
注)なでしこには、gets(文字列入力)、puts(文字列出力)は、ない。
関連命令
言う:「‥‥」と言う。
   メッセージボックスを開いて、‥‥と出力する。
二択、三択、リスト選択、ボタン選択などあり。


 四則演算をマスターする

○ 演算(C言語)

例1-4 加減乗除を計算
100と3の加減乗除を計算し、結果を以下のように表示する。
和=‥‥
差=‥‥
積=‥‥
商=‥‥
余り=‥‥
なでしこ
# 100と3の加減乗除を計算する 整数a=100 整数b=3 加算=整数a+整数b 減算=整数a−整数b 掛算=整数a*整数b 割商=INT(整数a÷整数b) あまり=整数a%整数b 「和={加算}」と表示。 「差={減算}」と表示。 「積={掛算}」と表示。 「商={割商}」と表示。 「余り={あまり}」と表示。
C言語
'100と3の加減乗除を計算する #include <stdio.h> main() { int a, b, wa, sa, seki, syou, amari; a=100; b=3; wa=a+b; sa=a-b; seki=a*b; syou=a/b; amari=a%b; printf("和=%d\n",wa); printf("差=%d\n",sa); printf("積=%d\n",seki); printf("商=%d\n",shou); printf("余り=%d\n",amari); }
なでしこ関連
演算子:入れる(=)  計算式を変数に代入する。
   足す(+)     変数に‥‥を足しそれに返す。
   引く(−)     変数から‥‥を引きそれに返す。
   掛ける(×,*)  変数に‥‥を掛けそれに返す。
   割る(/)     変数を‥‥で割りそれに返す。
   余り(%)     変数と‥‥の余りをそれに返す。
   べき乗(^)
   注)計算結果は、それに代入される。他に、合計、倍、差、商、積の予約語あるので注意。
表示:変数を、表示。 または、(計算式)を表示。
   文字列中に「‥‥{変数}‥‥」と、変数を{}で囲って表示することが、可能


 数値をカウントする

○ インクリメントとデクリメント(C言語)

例1-5 インクリメントとデクリメント
変数a、bともに5を代入して、aをインクリメント、bをデクリメント演算して、以下の様式で出力する。
整数a=‥‥
整数b=‥‥
なでしこ
# インクリメントとデクリメント 整数a=5; 整数aに1を足す。 整数aはそれ。 「整数a={整数a}」と表示。 整数b=5; 整数bから1を引く。 整数bはそれ。 「整数b={整数b}」と表示
C言語
'インクリメントとデクリメント #include <stdio.h> main() { int a, b; a=5; ++a; printf("a=%d\n",a); b=5; --b; printf("b=%d\n",b); }
なでしこ関連
なでしこにはインクリメント、デクリメント演算子は、ない。


 計算結果を書式で出力する

○ 書式指定出力(C言語)

例1-6 実数入力、演算、書式指定出力
「半径を入力してください:」と、表示し、入力された半径から円周と円の面積を計算、以下の様式で出力する。
「円周は‥‥です。」
「面積は‥‥です。」
なお、πは3.14159、出力書式は小数点6桁とする。
なでしこ
# 入力された半径から円周と円の面積を計算する パイ=3.14159 書式は「%.6f」 「半径を入力してください:」と尋ねる。 半径はそれ。 円周=2*パイ*半径 面積=パイ*半径*半径 円周を書式で形式指定。 「円周は{それ}です。」と表示。 面積を書式で形式指定。 「面積は{それ}です。」と表示。 「面積は{それ}です。」と表示。 # 以下の記述も可能 面積を「%.6f」で形式指定。 「面積は{面積を書式で形式指定}です。」 と表示。 「面積は」& 「{パイ*半径*半径を書式で形式指定}です。」 と表示。
C言語
'入力された半径から円周と円の面積を '計算する #include <stdio.h> main() { float pai=3.14159; float r, l, s; printf("半径を入力してください:"); scanf("&f", r); l=2*pai*r; s=pai*r*r; printf("円周は%.6fです。\n",l); printf("面積は%.6fです。\n",s); }
なでしこ関連
指定形式:文字列を、書式の指定形式に変換して、それに入れる。
   3.1415   %.2f    3.14      小数点第2位で四捨五入して出力
   30      %4d    __30      整数を4桁に桁揃えして出力
   30      %.4d   0030      整数を4桁を0で埋めて出力
   ab      %4s    __ab      文字列を4桁に桁揃えして出力
   5303030  %m  \5,303,030  通貨形式にカンマを区切って出力


 練習問題 1
台形の面積を計算する
台形の底辺、上辺、高さをcmで入力して、その面積を計算するプログラムを作成する。
計算式は (底辺+上辺)×高さ×1/2
回答
#入力された底辺、上辺、高さから台形の面積を計算する 書式は「%.6f」 「台形の底辺を入力して:」と尋ねる。 底辺はそれ。 「台形の上辺を入力して:」と尋ねる。 上辺はそれ。 「台形の高さを入力して:」と尋ねる。 高さはそれ。 面積=(底辺+上辺)×高さ/2 面積を書式で形式指定。 「台形の面積は{それ}です。」と表示。 # 以下の記述もOK 面積を「%.6f」で形式指定。 「台形の面積は{それ}です。」と表示。 「台形の面積は{面積を書式で形式指定}です。」と表示。 「台形の面積は{(底辺+上辺)×高さ/2を書式で形式指定}です。」と表示。


 まとめのプログラム
四則演算と表示の形式
表示の基本は、 変数を表示。 式を表示。
ところで、「…{…}」は文字列変数と同じ。
ならば、「表示したい文字列{表示したい変数や式}表示したい文字列」と表示。
例示プログラム
# 四則演算と表示の形式 #「表示したい文字列{表示したい変数や式}表示したい文字列」と表示。 #「…{…}」は文字列変数と同じ。 # 変数を表示、式を表示。 変数Aは10。 変数Bに3を代入する。 '…に…を代入 による代入 書式は「%.4f」 「書式は{書式}」を表示。 答え=変数A+変数B '= による代入 答えは、変数Aに変数Bを足す。 '…は、… による代入 「{変数A}足す{変数B}は{答え}」と表示。 文字変数は「{変数A}足す{変数B}は{答え}」。 文字変数を表示。 答え=変数A−変数B 答えは、変数Aから変数Bを引く。 「{変数A}引く{変数B}は{答え}」と表示。 答え=変数A×変数B 答えは、変数Aに変数Bを掛ける。 「{変数A}掛ける{変数B}は{答え}」と表示。 答え=変数A÷変数B 答えは、変数Aを変数Bで割る。 「{変数A}を{変数B}で割ると{答えを書式で形式指定}(小数点以下四桁表示)」 と表示。


 課題 1
球の体積を計算する
半径rを入力して、球の体積を求めるプログラムを考えなさい。
π=3.14159、出力書式は実数、小数点4桁としなさい。
なお、球の体積は次式で求めなさい。
      4
   V= ― πr3
      3
回答
#球の体積を計算する π=3.14159 書式は「%.4f」 「球の体積を計算します。」と表示。 「半径は」と尋ねる。 半径はそれ。 体積=4/3*π*半径^3 体積を書式で形式指定。 「半径{半径}の球の体積は{それ}です。」 と表示。
内容
πへ3.14159を代入する 表示書式を小数点4桁の実数とする 半径を入力し、変数の半径に代入する 体積を計算し、変数の体積に結果を代入する 体積を、指定書式に変換する 結果を表示する


 課題1おまけ
展開公式
a、b、c、dを入力し、
展開公式 (ax+b)(cx+d)=acx2+(ad+bc)x+bd
を計算するプログラムを考えなさい。
回答
#展開公式 (ax+b)(cx+d)=acx^2+(ad+bc)x+bd の計算 「展開公式(ax+b)(cx+d)を展開します。」と表示。 「表示する公式は、(ax+b)(cx+d)=acx^2+(ad+bc)x+bd です。」と、表示。 「axのaは」と尋ねる。 aはそれ。 「bは」と尋ねる。 bはそれ。 「cxのcは」と尋ねる。 cはそれ。 「dは」と尋ねる。 dはそれ。 「({a}x+{b})({c}x+{d})」& 「=({a}*{c})x^2+({a}*{d}+{b}*{c})x+({b}*{d})」& 「={a*c}x^2+{a*d+b*c}x+{b*d} です。」と表示。



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